大学の機能は,大きく研究・教育・人的ネットワークにあると考えています.
しかしながら,現状では,人的ネットワークが十分ではないと心配しております.
そこで,画像処理関係の若手の研究者に,発表をお願いし,その後,ネットワーキングを通して,人的ネットワークの形成に貢献できる場にしたいとの思いから,この会を始めました.
そのため,社会人,学生,大学関係者など関係なく,画像処理に興味のある方であれば,誰でも参加でき,何でも質問できる場にしたいと考えています.
メーリングリストを作成しました.Image Processing Tokyoの開催情報を配信いたします.
ご希望の方は,http://groups.google.com/group/iptokyo/subscribeから,登録をお願いします.
日時 | 2015年12月7日(月) 19:00~20:00 (ネットワーキング21:00まで) |
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場所 | 東京工業大学 大岡山キャンパス 南5号館3階306B会議室 |
WEB 中継 |
大阪中継会:WonderLAB OSAKA (フェイスブックイベントページ) |
講師 | 坂井美帆 (Wizkit.ai) |
題目 | データ分析プラットフォーム"wizkit" |
概要 | wizkitは、インタラクティブかつマルチモーダルなデータ分析プラットフォーム構想です。データは私たちの身の回りにあります。今後も増加し続ける事が想定される中、専門家でなくてもデータを取り扱えるスキルが期待されています。wizkitはデータ分析ツールの中でエクセルのような存在を目指しています。今回、プラットフォーム構想についてお話し、みなさまと議論できれば幸いです。 |
日時 | 2015年11月26日(木) 19:00~20:00 (ネットワーキング21:00まで) |
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場所 | 東京工業大学 大岡山キャンパス 南5号館3階306B会議室 |
講師 | 松尾 清史(北陽電機株式会社) |
題目 | Depth Image Enhancement Using Local Tangent Plane Approximations |
概要 |
近年、Microsoft Kinect や Intel RealSense に代表される民生用の RGB-Dカメラの登場により三次元計測技術を用いた研究開発・技術開発が盛んになってきている。これらの RGB-Dカメラは特別な環境設備を必要とせず簡単に形状データを取得することができるが、ユーザインタフェース用途のデバイスであるため、高精度な形状データの計測を行うことが困難であるという問題がある。本講演では民生用RGB-D カメラによって取得された低解像度でノイズの含まれた RGB-Dイメージから、局所接平面を用いて高精度で高密度な形状データを推定する手法について解説する。主に下記 [1]での発表内容を元に、従来の手法との比較やその後の展開について述べる。
[1] K. Matsuo and Y. Aoki, ''Depth Image Enhancement Using Local Tangent Plane Approximations'' In Computer Vision and Pattern Recognition (CVPR), 2015. |
日時 | 2015年10月14日(水) 19:00~20:00 (ネットワーキング21:00まで) |
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場所 | 東京工業大学 大岡山キャンパス 南5号館3階306B会議室 |
講師 | 栗田幸樹(千葉大学) |
題目 | 顔画像のヘモグロビン色素分離による非接触心拍変動計測とストレスモニタリングへの応用 |
概要 | 慢性的にストレス状態が続くと,心身に悪影響を及ぼす危険がある.事故や病気につながる前に対策を講じるためには,ストレス負荷の様子を定量的に 評価することが必要となる.そこで,さまざまな手法があるストレスの評価のうち,心拍変動の周期からストレス負荷を判断する手法を用いた.この心 拍変動の計測をカメラを用いて非接触に行うことによって,被験者に不快感を全く与えることなく,簡単に計測を行うことが期待されている.本研究で は,高い精度で脈拍の測定を行うことによって,心拍変動の様子を非接触で正確に捉えることが可能となった. |
講師 | 土門亮太(千葉大学) |
題目 | コントラスト反転を応用した半透明物体のレンダリング手法 |
概要 | 私たちはリアルタイムに半透明物体を再現する手法を提案します.半透明物体における半透明感は散乱や吸収といった複雑な光子の伝搬に起因するものであり,これらの複雑な光子の伝搬現象を再現するには膨大な計算コストが要求される.デジタルモックアップのような製品開発のコスト低減や開発速度の向上を目的にCGを利用する上ではこの膨大な計算コストによって応用が難しい. そこで私たちは,高速に半透明物体を再現する手法としてコントラスト反転の画像処理を応用する.簡単な画像処理をレンダリングプロセスに組み込むことで高速な再現を可能とした. |
日時 | 2015年09月17日(木) 19:00~20:00 (ネットワーキング21:00まで) |
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場所 | 東京工業大学 大岡山キャンパス 南5号館3階306B会議室 |
講師 | 永井有希(株式会社KDDI研究所) |
題目 | StructuredSVMを用いた実空間人物追跡およびPDRを用いた属性推定 |
概要 |
映像から実空間位置を推定する人物追跡を行い、さらに各軌跡が内部者/外部者かの属性を判定する手法について説明する。キャリブレーションされたカメラを用いて、人物の実空間での位置と画像上での見え方の関係をStructuredSVMを用いてオンラインで学習し、その識別器を用いて人物追跡を行う。さらに、内部者の保持する携帯電話から加速度・ジャイロセンサデータを取得し、PDR(Pedestrian Dead Reckoning)に基づき各内部者の軌跡を推定する。映像から取得した軌跡とセンサから推定された内部者の軌跡を比較することで、各軌跡の属性が内部者か外部者を推定する。
ACMMM2015で発表予定[1]の内容です。 [1] Y. Nagai, D. Kamisaka, N. Makibuchi, X, Jianfeng and S. Sakazawa, ''3D Person Tracking In World Coordinates and Attribute Estimation with PDR,'' ACM Multimedia, 2015. |
日時 | 2015年07月13日(月) 19:00~20:00 (ネットワーキング21:00まで) |
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場所 | 東京工業大学 大岡山キャンパス 南5号館3階306B会議室 |
講師 | 根本 広海(ソニー株式会社) |
題目 | 次世代映像がもたらす視覚的顕著性への影響 |
概要 |
視覚的顕著性(Visual saliency)は種々の画像処理において重要な役割を果たすためコンピュータビジョン技術分野で長く研究されてきている。しかしながら、近年普及が進んでいる4K画像やHDR(High dynamic range)画像といった次世代映像がもたらす視覚的顕著性への影響については十分にわかっていない。本講演ではEye trackerを用いた主観実験で得られたデータから、4K画像およびHDR画像を視聴したときの視覚の振る舞いについて、現在主流であるフルハイビジョン、LDR(Low dynamic range)画像視聴時との対比を行いながら述べる。
※以下の論文から抜粋した内容になります。 [1] H. Nemoto, P. Hanhart, P. Korshunov and T. Ebrahimi, "Impact of Ultra High Definition on Visual Attention," ACM Multimedia, Orlando, Florida, USA, 2014. [2] H. Nemoto, P. Hanhart, P. Korshunov and T. Ebrahimi, ULTRA-EYE: "UHD and HD images eye tracking dataset," 6th International Workshop on Quality of Multimedia Experience (Qomex), Biopolis, Singapore, 2014. [3] H. Nemoto, P. Korshunov, P. Hanhart and T. Ebrahimi, "Visual attention and saliency in LDR and HDR images," Ninth International Workshop on Video Processing and Quality Metrics for Consumer Electronics (VPQM) |
日時 | 2015年6月15日(月) 19:00~20:00 (ネットワーキング21:00まで) |
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場所 | 東京工業大学 大岡山キャンパス 南5号館3階306B会議室 |
講師 | 佐藤 真梨子(三菱電機(株)) |
題目 | 衛星画像を用いた地表リモートセンシングにおける大気効果補正処理の開発 |
概要 | 衛星画像や航空写真のようにリモートセンシングによって得られる画像は、大気散乱や大気減衰の影響を受けて、地表本来の特性から変化している。そこで、我々はこれらの大気効果の影響を自動で補正する画像処理手法を開発した。今回、植生指標や水指標を例として、本処理の効果を紹介する。 |
日時 | 2015年5月18日(月) 19:00~20:00 (ネットワーキング21:00まで) |
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場所 | 東京工業大学 大岡山キャンパス 南5号館3階306B会議室 |
講師 | 福田 陽子 (東京大学) |
題目 | 機械学習によるオーロラ自動判定とオーロラ高速撮像への応用 |
概要 | オーロラの高速撮像を行うために、機械学習によるオーロラ自動判定を用いた観測システムを開発した。この観測システムは、2014年11月末より約4ヶ月間、アラスカで運用されたものである。今回は、観測システムとオーロラ判定の性能、また、実際に高速撮像で得られた高速オーロラの紹介を行う。 |
日時 | 2015年4月27日(月) 19:00~20:00 (ネットワーキング21:00まで) |
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場所 | 東京工業大学 大岡山キャンパス 南5号館3階306B会議室 |
講師 | 櫻田 健 (東京工業大学) |
題目 | 車載画像を用いた都市の時空間モデリング |
概要 |
我々は東日本大震災の津波被災地を,車載の全方位カメラを用いて定期的に撮影した.
この定期的な画像を利用して,2次元,3次元,物体認識それぞれをベースとした街並みの時間変化の検出方法を紹介する.
http://www.vision.is.tohoku.ac.jp/us/member/sakurada/ |
日時 | 2015年2月23日(月) 19:00~20:00 (ネットワーキング21:00まで) |
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場所 | 東京工業大学 大岡山キャンパス 南5号館3階306B会議室 |
講師 | 廣瀬 未紗, 龍澤 友里 (千葉大学) |
題目 | 全顔の反射成分と形状に対する主成分分析に基づく解析と合成 |
講師 | 田中 伶実 (千葉大学) |
題目 | 嗜好性被写体の推定に基づく自動撮影システムに関する研究 |
日時 | 2015年1月19日(月) 19:00~20:00 (ネットワーキング21:00まで) |
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場所 | 東京工業大学 大岡山キャンパス 南5号館3階306B会議室 |
講師 | 吉川 博美 (株式会社リコー) |
題目 | 全天球画像撮影デバイス RICOH THETAの開発 |
概要 | RICOH THETAの商品コンセプトを始め、コンセプトの「いつでも持ち歩ける」「その『場』を残す」を実現するための光学系技術・画像処理技術についてなど、RICOH THETAについて広く紹介する。 |